ヘアカラー剤の種類

ヘアカラー剤は毛髪を染めるための製品の総称で、医薬部外品である染毛剤と化粧品である染毛料と分類することができます。

酸化染毛剤(医薬部外品)

参加染毛剤は、染毛成分が毛髪の内部深くまで浸透することによって染めるため、染毛料など他のヘアカラー剤に比べると色落ちが少なく長時間効果が持続する。
また、毛髪に含まれるメラニン色素を分解(脱色)しながら髪を染めるため、染毛成分の違いにより明るい色にも、暗い色にも染めることができる。これらの特徴から、参加染毛剤は、ヘアカラーリング剤の中で最も広く使用されている。
酸化染毛剤には主成分として酸化染料が含まれる。
酸化染料は、毛髪の内部で過酸化水素水等の酸化剤によって酸化されることで発色して、色が定着します。
酸化染料の役割を果たす代表的な物質てしては、パラフェニレンジアミン、メタアミノフェノール、パラアミノフェノール、トルエン−2,5-ジアミンなどでありますが、これらの物質は、アレルギー性接触皮膚炎を引き起こしやすい物質でもあります。

半永久染毛料(化粧品)

半永久染毛料は、染料が毛髪の表層部に吸着することによって毛髪を染める製品です。
代表的な製品のヘアマニキュアは、脱色を行わないため、酸化染毛剤と比べて髪を痛めにくいですが、
毛髪内のメラニン色素に対して影響が少ないため、極端に明るい色にすることはできません。
また、表面に着色した色素が次第に流出するため、色落ちは染毛剤に比べて短いです。酸化染毛剤と比較すると、アレルギー性接触皮膚炎を引き起こすことは少ないです。